【未来形の正体】なぜ「ことわざ」は常に現在形なのか?
「明日のことは現在形では言えない」と思っていませんか?実は、英語には過去形(-ed)のような「未来形」という時制の形は存在しない、という考え方があります。
1. 英語の未来は「確信の度合い」で決まる
英語の未来表現は、単なる時間の経過ではなく、「話者がどれくらいその事柄を確信しているか(確度)」によって使い分けられます。
・will : その場の意志・予測(確信度:中)
例:I'll go to Thailand!(「あ、私もタイに行こう!」とその場で決めた)

・be going to : すでに準備済みの予定(確信度:高)
例:We are going to travel to Thailand.(「グループ旅行で航空券も手配済み」といった、動かしがたい計画)

・現在形 : 100%変わることのない確定事項や真理
例:The sun rises tomorrow.(太陽は明日も昇る。疑いようのない事実)
ことわざが常に現在形なのは、それが「明日も明後日も、100%変わることのない不変の事実」だからです。未来のことでも、確実性が極めて高いものには現在形が使われます。
2. 入試で差がつく「時制の感覚」
難関大の自由英作文では、この「確実性の使い分け」が正しくできているかが見られます。
入試で差がつくポイント!
Prediction: It will rain tomorrow.(明日は雨だろう:個人の推測)
Truth: Time is money.(時は金なり:不変の真理=常に現在形)
このように、「時制 = 確信の度合い」という本質を掴めば、英作文のミスは劇的に減ります。丸暗記の公式を捨て、ネイティブが世界をどう捉えているかを学ぶことで、本物の英語力が身につきます。
 
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