【受動態の嘘】なぜ "English is spoken by me" は不自然なのか?
学校の授業では「能動態と受動態はパズルのように書き換えられる」と習うことが多いですが、実際にはその2つが表す意味は全く異なります。
1. 受動態は「主語が受ける変化」の表現
英語の受動態(be + 過去分詞)の本質は、「主語が何らかの影響を受け、その状態や形が変化すること」にあります。
例: The window was broken by the boy.(窓は少年によって壊された)
→ 主語(窓)は、少年という「行為者」から強い影響を受け、形が「壊れた状態」へと劇的に変化しています。
では、English is spoken by me. はどうでしょうか?
「英語」という言語そのものは、私が話したところで形が変わるわけでも、ダメージを受けるわけでもありません。このように「主語への影響や変化がほぼゼロ」な場合、英語では受動態を使うのは不自然です。
2. 入試で狙われる「不自然な受動態」
最難関大の自由英作文で致命的な減点となるのが、この「不必要な受動態」です。
入試で差がつくポイント!
・× English is spoken by me.(不自然:英語に変化なし)
・○ I speak English.(自然:私が話すという動作を述べる)
難関校が求めているのは、パズル的な書き換え能力ではなく、「その場面で受動態を使う論理的な理由があるか」という視点です。単なる暗記を捨て、ネイティブが感じる「言葉の重み」を理解することが、合格への近道です。